セキュリティサービス部 機械警備/2012年入社松本 貴裕TAKAHIRO MATSUMOTO

命を預かっている、守っている。
その使命感をいつも胸に

ELECTRONIC
SECURITY

管轄エリア内の全警報をコントロールする、
機械警備の司令塔

現在、どんな仕事を担当していますか?

機械警備の警報信号を集約するコントロールセンター(本社)で『指令スタッフ』として勤務しています。『指令スタッフ』として主に担当するのは、警報などの情報が表示されるモニター3台を同時に確認しながら、現場へ指示を出す『信号監視業務』。

誤報も含めて多いときには1分間に40〜50件も受信する信号一つひとつを即座に見極め、近畿一円に配置しているサービスステーションで待機する『駆けつけ警備スタッフ』に指示を出す、いわば『司令塔』のような仕事です。

また、信号受信とは別に業者さまからの電話連絡や、マンション管理員さま・入居者さま・現場スタッフからの問い合わせなどもあります。さらに地震や台風といった災害時には、信号の数が急増。あらゆることを同時に処理していく高い能力が求められ、仕事中は常に緊張を感じています。

どんな時にやりがいを感じますか?

コントロールセンターでの業務は、時間的猶予がほとんどないものばかり。火災発生時にはお客さまの最期の声を聴くこともあり、『私たちの仕事は命を預かっている、守っているんだ』という使命感をいつも感じながら働いています。

また、コントロールセンターには何人もの指令スタッフがおり、常にさまざまな 指示が飛び交っています。ここに長く勤めていると、複数の声を同時に聞き分けられるようになり、自分の指示を出しながらも、別の指令スタッフに発生したトラブルにも気づけるようになってきます。

ときには指令スタッフ同士で、お互いの業務を助け合うこともあります。そんな毎日を過ごす中で、お客さまのホッとした声を聴いたときには、大きな充実感を得ることができます。

コントロールセンターと現場がいつも緊密な連携を

これまでの仕事で印象的だったものを教えてください。

コントロールセンターに配属になる以前は、兵庫エリアのサービスステーションで駆けつけ警備スタッフとして勤務していました。印象に残っているのは、まだ業務に慣れていなかった新人時代のこと。

ある日水道設備の点検を任され、ひとりで現場に出向きましたが機械の知識不足から対応することができませんでした。そこで近隣のサービスステーションでペアを組んでいた先輩に電話をかけ、指示をしてもらったことでなんとか作業を完了。ホッとした気持ちで建物から外へ出ると、なんと電話で指示をくれていた先輩が現場まで来ていました。心配をして応援のために直接足を運んでくれていたのです。

後輩のトラブルを自分ごとのように心配してくれる先輩がいる。そのことは本当に嬉しかったですし、自分自身もそうなろうと強く誓うきっかけになりました。

現場での経験は現在の仕事につながっていますか?

危機に直面しているお客さまからの電話は、焦りや緊張、不安から要領を得ないケースが少なくありません。だからこそこちらがゆっくり、丁寧に話しかけて、落ち着いてもらうことが大切。そうしたやりとりを自然と行うことができるのは、駆けつけ警備の現場で数多くお客さまとの対話を重ねてきたからこそだと思います。

先日対応をしたのは、自宅で警報が鳴り続けているにもかかわらず、高齢の入居者が応答せず、連絡が取れないという状況のものでした。遠方に住む娘さんも非常に心配されていましたが、実際に駆けつけてみるとお客さまは補聴器をつけておらず、警報の音が聞こえていなかっただけであったとご無事を確認することができました。遠方に住んでいるとご家族が直接様子を確認できないことも多く、OSSが果たすべき役割も大きなものになってきます。

実際に現場で対応する駆けつけ警備スタッフと、コントロールセンターから指示を出す私たち指令スタッフ、その連携をスムーズに図れるのも、現場での業務経験が大きく影響していると思います。

営業、技術、コントロールセンター、
現場をひとつのチームに

大阪ガスセキュリティサービスを選んだ理由は?

前職は営業で残業が多く、不規則な生活だったため、比較的決まった時間に帰宅できるOSSはとても魅力的でした。

夜間自宅を空けることもあるので当初は不安もありましたが、逆に日中の在宅時間が増えたことで家族の時間が充実。予定外の時間外勤務が減り、子どもの幼稚園の送り迎えもできるようになりました。

また、警備業務ははじめての経験でしたが、研修体制が充実しているので安心でした。個人のスキル、適正に合わせてOJTも実施されるので、未経験でも働きやすい環境だと思います。

これからの目標を教えてください。

最近、営業部や技術部との定例会議を開くようになったことで、未処理案件を大きく減らすことに成功しました。このような成功事例を水平展開するために、『営業スタッフ・指令スタッフ・技術スタッフ』の3者連携をさらに強化し、流れを加速させることで、今まで以上にスムーズな警備業務を実現できるように積極的に取り組んでいきたいと考えています。

また、入社以来、現場での駆けつけ警備スタッフと、コントロールセンターでの指令スタッフを経験してきたので、これからはその経験を活かして、お客さまへサービスを提案するような仕事や、現場で気づいたことを改善・意識するような業務にも携わるのが目標です。

CAREER STEPキャリアステップ

  1. 2012年7月~

    セキュリティサービス部 ビートエンジニアチーム
    神戸中央・三宮サービスステーション

    兵庫エリアの顧客に対する警報信号受信により、現場対応に出動する駆けつけ警備業務

  2. 2015年4月~

    セキュリティサービス部 コントロールセンターチーム

    全エリアを対象とした警報信号監視、および、駆けつけ警備スタッフに対する指示業務

DAILY SCHEDULE1日のスケジュール

  • 昼勤
  • 夜勤
  1. 8:35

    [ 始業 ]
    朝礼・引継ぎ確認

  2. 8:50

    警報信号監視・出動指示業務開始

  3. 12:30

    昼休憩

  4. 13:30

    警報信号監視・出動指示業務

  5. 17:00

    残務処理・引継ぎチェック

  6. 17:15

    [ 退社 ]

  1. 16:35

    [ 始業 ]
    夕礼・引継ぎ確認

  2. 17:00

    警報信号監視・出動指示業務
    (並行して資料作成・マニュアル作成)

  3. 1:30

    休憩

  4. 3:30

    警報信号監視・出動指示業務

  5. 8:50

    残務処理・引継ぎチェック

  6. 9:15

    [ 退社 ]