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行政向けの緊急通報事業に関わる営業を担当しています。高齢者がボタンひとつで消防に連絡できる通報装置の導入や運用を、各市町村と連携しながら進めるのが主な業務です。弊社はこの業務を行政から受託し、私はその営業窓口として、自治体の方々に提案を行っています。
それぞれの行政が抱える課題や要望は異なるため、標準的な提案では通用しません。社内でも部署ごとの調整が必要になる場面が多く、営業といっても「社内外の潤滑油」のような役割も求められます。また、行政案件は入札によって事業者が選定されることが多く、仕様が固まってからでは手遅れになることも。他社が担当している案件に割って入るには、仕様の段階から関与し、当社が優位になる条件を整える必要があります。この「入り込み」が非常に難しく、営業としての力量が問われると感じます。
この仕事をしていて特にやりがいを感じるのは、高齢社会という日本の大きな課題に間接的ながらも関わり、地域の高齢者の安心・安全を支えられていると実感できたときです。そして、行政のご担当者から「頼りにしています」と声をかけていただける瞬間は、大きな励みになっています。

印象に残っているのは、横須賀市での業務受託と、その後の約2,500件に及ぶ切替対応です。限られた9か月という期間で、自治体との折衝や社内との連携を進めながら、着実に切替を完了させる必要がありました。
その中で意識したのは、打ち合わせを設定し意見交換を行うこと。電話やメールだけで済ませず、できる限り現場に足を運び、担当者と直接意見交換をするようにしました。特に意思決定に関わる"キーパーソン"との信頼構築は、プロジェクトを円滑に進めるうえで非常に重要でした。
この仕事を通して、「主観ではなく、常に客観的な視点を持つこと」「事前調整の大切さ」「リスクを想定して動くこと」の重要性を学びました。今では、あらゆる場面で"想定外"を見越して動けるようになったと感じています。

新卒で入社した私にとって、入社から3年間にわたって継続的にスキルアップのための研修が用意されていたことは、とてもありがたい環境でした。自分の興味や業務に関連する研修に参加できる制度があり、自発的に成長を目指せる仕組みが整っています。
また、有休やフレックス制度も利用しやすく、映画が安く観られるなど、ちょっと嬉しい福利厚生も魅力のひとつです。
現在は営業職としての経験を着実に積んでいる段階ですが、これからは中堅社員として、会社全体により広く貢献できる存在を目指していきたいと考えています。
そのためにも、まずは目の前の仕事にしっかりと向き合い、粘り強く一つひとつの業務をやり遂げることを大切にしています。また、営業という立場にとどまらず、多角的な視野を持ち、さまざまな角度から物事を捉えられるよう意識しながら日々取り組んでいます。
経験を重ねながら、自分の強みをさらに伸ばし、将来的にはチームや会社を支える存在になれるよう成長を続けていきたいです。
営業第三部(※) 福祉サービスチーム 営業G (※現 福祉・受託ソリューション営業部)
行政緊急通報事業の営業
社内業務
(①メール確認
②提案資料・見積書作成)
移動・休憩
行政訪問
(サービス提案)
移動
行政訪問
(サービス提案)
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