NEW 2021/10/07 防犯 ホームセキュリティの導入は防犯防災対策だけではなく、高齢者や子どもの見守りにも役立つといった側面もあります。この記事では、ホームセキュリティサービスの導入を検討している人に向けて、ホームセキュリティのメリットを解説します。導入時の注意点なども解説しますので、ぜひ参考にしてください。 目次 ホームセキュリティとは ホームセキュリティ導入の効果・メリットとは ホームセキュリティ導入に関する注意点 ホームセキュリティは役に立たない、逆効果になるという説についての注意点 まとめ ホームセキュリティとは ホームセキュリティには、自分で行えることと、警備会社などのプロに依頼して行うことがあります。この記事では、警備会社などによるホームセキュリティの場合を中心に解説します。 ホームセキュリティでは、外出時・在宅時の24時間365日、防犯機器を活用して家の中や外を守るものです。何らかの緊急事態が起きた場合に、警備員が駆けつけて対応します。自分で行う場合には、補助錠の設置や監視カメラの導入などが考えられます。 ホームセキュリティの目的 ホームセキュリティの目的は、空き巣や強盗などの侵入窃盗対策だけではありません。ガス漏れや火災対策、住宅内でのケガや病気になった際の対策なども可能です。 ホームセキュリティサービスは、空き巣の侵入などを自動で検知し、警備会社へ連絡を行います。自ら連絡しなければならない警察、消防、救急などの公的な機関とは、その点で異なります。異変が検知したら警備員が駆けつるため、素早い対応や警察などへの通報が可能です。 防犯意識の高まりや治安への不安の増加とともにニーズが高まっている ホームセキュリティと聞くと、お金を持っている富裕層のための設備と思っている人もいるかもしれません。しかし、富裕層だけではなく一般家庭でも、ホームセキュリティを導入するケースが増加しています。 これは、防犯への意識が高まっていることや、治安への不安が増大していることなどが背景にあります。日本は平和な国だと思われていますが、空き巣などの住居侵入は日々発生しており、防犯対策の必要がないとはいえません。 1日につき、約79件の侵入窃盗が起こっている 警視庁の発表によると、令和元年の住宅を対象とした侵入窃盗は認知された件数だけでも、28,936件もあります。1日あたり約79件もの侵入窃盗が起こっているという計算になり、他人ごとではないと考える人も増えているようです。 ※参考:住まいる防犯110番|警視庁 高齢者や子どもの見守りに使われることもある ホームセキュリティは侵入窃盗や火災などの、犯罪やトラブルなどへの対応だけでなく、高齢者や子どもの安否確認にも役立ちます。子どもや高齢者を家に1人にしておくと、火災や突然の体調不良に対して不安に思う人は多いでしょう。 ホームセキュリティでは、見守りサービスや安否確認サービスなどを付帯しているケースがあります。火災が起きた、在宅しているはずなのに人の動きがみられない、といった事態が起こると、ホームセキュリティが異変を検知し知らせます。 ホームセキュリティ導入の効果・メリットとは ホームセキュリティの導入によって、以下のような効果・メリットが得られます。 犯罪抑止力になる 警視庁の調査によると、犯人は侵入に手間取った場合に諦める傾向が強いそうです。侵入に時間がかかれば、それだけ住人や通行人などの周囲の人に気づかれてしまいます。そのため、通報されにくいように簡単に侵入できる家が狙われる傾向にあるでしょう。 ホームセキュリティを導入していれば、侵入時に大音量のアラームが鳴る、警備会社への通報が行われる、といったことが行われます。スムーズに家屋へ侵入することは不可能になるため、犯罪抑止力の効果が見込めます。警備会社のステッカーの抑止効果については後述しますので、そちらを参考にしてください。 在宅時、不在時の緊急事態、不測の事態が起きた時の対処・対応を行ってくれる ホームセキュリティを導入していれば、もし空き巣に入られたとしても被害を最小限にくいとめられます。何らかの異変を検知すれば警備員が駆けつけるため、空き巣が家を物色する時間はかなり短くなるでしょう。 すでに貴重品を盗まれてしまったあとでも、警察・消防にすばやく通報します。空き巣に入られたことに気がつかないまま、何時間も経過してしまうようなことはありません。 火災やガス漏れの早期発見・対処に役立つ ホームセキュリティでは、火災やガス漏れへの対策としても役に立ちます。火災報知機の設置は義務付けられていますが、火災報知器はアラームを鳴らすだけで消火やガスを止めることはできません。 しかし、ホームセキュリティなら火災やガス漏れを検知した際に警報が鳴るだけでなく、警備会社への通報も行います。火災報知器だけでは、不在時に火事を食い止められないため、安心感が増すでしょう。 長期不在時や空き家の管理にも役立つ 旅行や出張などで長期的に家を空ける、親や親せきなどから相続した空き家を管理している、といった場合は離れた場所から家の管理をしなければなりません。ホームセキュリティを使用すれば、自分がすぐに駆けつけられない場合でも安心です。何か検知した場合は、警備員が代わりに対応します。 防犯・犯罪対策の他にも、普段の生活や健康のサポートをしてくれる ホームセキュリティは高齢者や子どもの見守りサービス、安否確認サービスがついているものもあり、家族の安全を守るものでもあります。サービスによっては、定期的に健康チェックを聞き取りするものもあり、家族がそばにいなくても普段の生活をサポート可能です。急な体調不良のときに対応するサービスに加入しておけば、対応が遅れずに済むでしょう。 お見舞金や保険金が支払われることもある 被害があった際に、見舞金・保険金などが支払われるサービスもあります。ただし、サービスの内容や支払われる基準はホームセキュリティ会社によって異なるため、契約する前に確認してみましょう。 ホームセキュリティ導入に関する注意点 ホームセキュリティを導入する際には、注意したいポイントもあります。 ステッカーの販売・購入・譲渡・貸与は法律で禁止されている ホームセキュリティを導入すると、警備会社のステッカーを玄関扉や窓などの目につく場所に貼ることができます。ステッカーを貼れば、一目でホームセキュリティが導入されているとわかるため、犯罪抑止力として役立つでしょう。 そのため、警備会社と契約していないのにステッカーを購入する、販売や譲渡、貸与などをする人がいます。しかし、これらの行動は処罰の対象になるため、絶対に行ってはいけません。ステッカーを入手するためには、警備会社との契約が必要です。 ホームセキュリティは役に立たない、逆効果になるという説についての注意点 ホームセキュリティのステッカーを貼っている家はお金を持っていると判断され、逆に空き巣に狙われる、という説は間違えています。 警視庁の「住まいる防犯110番」によると、セキュリティサービスは空き巣などの犯人が「犯行を諦める要素」の1つに入っています。ホームセキュリティが導入されている=侵入に手間がかかる、侵入に気づかれるなどと判断されるため、ホームセキュリティの効果はあるといえるでしょう。 防犯意識をより高め、自分でできる対策も同時に行う ホームセキュリティは防犯効果がありますが、ホームセキュリティに入っているから大丈夫だと安心しすぎてはいけません。日々の防犯意識をより高めて、自分でできる防犯対策を行うことが重要です。 自分でできる対策例 自分でできる対策の一例は以下のとおりです。 ・窓ガラスに防犯フィルムを貼る ・補助錠を取り付けて2重ロックにする ・長期留守にする場合は、新聞を止めるなど郵便受け対策をする ・センサーライトを設置する 狙われやすい家の特徴 空き巣などに狙われやすい家には以下のような特徴があります。 ・塀や生垣などがあって外から見えにくい ・ベランダの見通しが悪く隠れやすい ・留守だとわかりやすい まとめ ホームセキュリティの導入には、犯罪抑止力としての効果があります。それだけでなく、子どもや高齢者の見守り、火災対策などさまざまな効果が期待できるでしょう。 大阪ガスセキュリティサービス株式会社のホームセキュリティ「アイルス」は、防犯・防災はもちろん、ご家族の健康もサポートいたします。お客さまのライフスタイル・ご要望に応じて防犯設備士がきめ細やかにプランを設計いたします。 ホームセキュリティについてお悩み・ご検討中の方は、まずはお気軽にご相談ください。 大阪ガスセキュリティサービスの資料請求はこちら お問い合わせ 資料請求